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座・twitter連歌 (下書)

twitterで興行中の連歌(@zrenga)記録用

   

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連歌→短歌(テスト)

元々、わたくしこと彼郎女は、Twitterで短歌を詠むのに惹かれるうちに、偶然出逢った「私」さまの連歌の世界に飛びついてしまい、今に至ります。

あるひとに、いや特に送り手がいなくとも。Twitterで垂れ流した短歌。
それに返歌(付け歌)を頂いたりするうちに思わぬ方向へ行ってしまったり。

連歌。
そこから生まれた俳諧。
やがて俳句として高められるとともに、基は短歌、俳諧の連歌、であることは忘れ去られていきました。

というわけで。

現代の連歌を短歌にすると?

と『長廊下の巻』で遊んでみました。
ご興味のある方はどうぞ。



短歌~連歌百韻『長廊下の巻』より~
※各句の作者はこちらを参照願います。

【上の句から下の句】

長廊下ごとりと寝入る蝉時雨まづは木の葉の告げる夕立

さくさくと足下かろき遊歩道 更待月を待てど空しく

子と共に食ひ尽くしたる栗や豆テストパターン映る朝寒

目で追うも影だけ残すジョウビタキ笛に誘はれ行く村芝居

越後獅子山路ふみわけ急ぎをり思ひのほかに遠き鞍馬よ

繰り返すGPSの合成音ここにいるわと氷柱で合図

囚われし姫居る塔の朧なるリボンの騎士の駆るは若駒

シチリヤの花を散らしてタンクレディいづれしぶさのよさわかるらん

舌でなく喉で飲めとや缶ビール汗の一日終へて腑抜けに

竹婦人冷たくなって待ってます 夫はわたしに母をみてゐる

書斎より計ったやうにお~いお茶 依存体質変へるのは骨

我が祈願キャリーオーバー年越してリターンマッチを誓ふ松すぎ

東風吹きてやけ棒杭に火が点きて嬉し恥ずかし老いらくの恋

さりげなく統一感でペアルック時に訪ねる阿吽の仁王

あをによし寧楽の都の遷都祭バス乗り継いで自転車を借り

岩鼻に我も真似せむ月の客おもはず口に尾花一本

騙し合ひ果てるともなく露に濡れ先陣競ふ生食磨墨

満々と長江の面冬近し租界守れと並ぶ砲艦

楽しみは夕食後の酒保開け外人部隊明日を知らざり

いずこより機密事項が洩れたやら なりすましには注意あそばせ

あめんぼうおのれは蜘蛛か馬なのか青鷺じつと池面うかゞふ

夏暁の陽昇るごとくに立ちにけり揃ひの寝巻きで宿前の浜

号令は竹刀片手の鬼コーチ家に帰れば満点パパで

逢引を重ね浮名を流したり わが子の父は妻の愛人

あらだてゝ地獄見るより知らんぷり浮世くらませ散る花の蔭

猫の子と遊ぶ画伯は坊主刈 老いの春にて娶る新妻

婿殿も紋付袴新調し期待ふくらむデジタルネイティブ

飯だけは三度三度を定時刻 切羽詰まればわざと懲役

網笠の瓶底めがね枯野行く しぐれてなにも見えぬふるさと

洋館の裏にはたしか詫助が主人なき庭色々の満つ

ゆふされば蛍の生ふるやへむぐら飽かず眺むる短夜の月

あがひざを枕にをとこねまるなり縁と思へばにくさいとしさ

じゃじゃ馬を馴らしたはずが馴らされて老舗の系譜婿の代々

仕込まれて大食いになり廃業す どすこい根性役に立つらん

雨のたび崩れし巣口なほす蟻 賽の河原に積む石の数

すれ違ふツアー登山の列長く日もとっぷりと暮れ道遠し

独り身のどこか落ち着くネットカフェ作家きどりでリレー小説

入力の画面に落花二三片 朧な松に一句つぶやく

望の夜に手枕なんて夢ばかり 汝れ酔ひつぶれ我れゑひもせず

常になく愛い奥さんは超肥えて神に捧げるフラは海辺で

豊年の来る方より風の吹く季節感なき市の食材

もちまるめ万作祝ふも雑のうち? 幕間芸にて人間国宝

なにごとも日々精進の積み重ね滅私奉公報はれずとも

我が命ささげ今さら悔ひもせずゲリラ豪雨のメール警告

オフィス街色とりどりの傘の行く あしもとみつつわれつゆ知らず

「満月が綺麗ですよ」とメールあり秋の七草葛たらずとも

荻のこゑせめて飾らん庵の床 名残を惜しむ風炉もやつれて

入院をあすに控えた日曜日 空気察すや猫のまつはる

公園の植ゑ込みまでも花筵 風船売の声はハスキー

春泥は子犬を抱いて初散歩 空見上ぐれば鳥雲に入る

(※以下は二句がついたもののうち、投稿順があとになったもの)

好いひとを雪がへだてる露天風呂ここにいるわと氷柱で合図

古道具素性は実はゴミの山 汗の一日終へて腑抜けに

騙し合ひ果てるともなく露に濡れ素鞍の青を包む朝霧

楽しみは夕食後の酒保開け無礼講ゆめこころ許すな

末の児も無事に大学卒業し期待ふくらむデジタルネイティブ

じゃじゃ馬を馴らしたはずが馴らされてカウボーイもとメジャーリーガー

我が命ささげ今さら悔ひもせず大海となれ一滴の水


【下の句から上の句】

さくさくと足下かろき遊歩道まづは木の葉の告げる夕立

子と共に食ひ尽くしたる栗や豆 更待月を待てど空しく

目で追うも影だけ残すジョウビタキ テストパターン映る朝寒

越後獅子山路ふみわけ急ぎをり笛に誘はれ行く村芝居

繰り返すGPSの合成音 思ひのほかに遠き鞍馬よ

囚われし姫居る塔の朧なる ここにいるわと氷柱で合図

シチリヤの花を散らしてタンクレディ リボンの騎士の駆るは若駒

舌でなく喉で飲めとや缶ビールいづれしぶさのよさわかるらん

竹婦人冷たくなって待ってます 汗の一日終へて腑抜けに

書斎より計ったやうにお~いお茶 夫はわたしに母をみてゐる

我が祈願キャリーオーバー年越して依存体質変へるのは骨

東風吹きてやけ棒杭に火が点きてリターンマッチを誓ふ松すぎ

さりげなく統一感でペアルック嬉し恥ずかし老いらくの恋

あをによし寧楽の都の遷都祭 時に訪ねる阿吽の仁王

岩鼻に我も真似せむ月の客バス乗り継いで自転車を借り

騙し合ひ果てるともなく露に濡れ おもはず口に尾花一本

満々と長江の面冬近し先陣競ふ生食磨墨

楽しみは夕食後の酒保開け租界守れと並ぶ砲艦

いずこより機密事項が洩れたやら外人部隊明日を知らざり

あめんぼうおのれは蜘蛛か馬なのか なりすましには注意あそばせ

夏暁の陽昇るごとくに立ちにけり青鷺じつと池面うかゞふ

号令は竹刀片手の鬼コーチ揃ひの寝巻きで宿前の浜

逢引を重ね浮名を流したり家に帰れば満点パパで

あらだてゝ地獄見るより知らんぷり わが子の父は妻の愛人

猫の子と遊ぶ画伯は坊主刈 浮世くらませ散る花の蔭

婿殿も紋付袴新調し老いの春にて娶る新妻

飯だけは三度三度を定時刻 期待ふくらむデジタルネイティブ

網笠の瓶底めがね枯野行く切羽詰まればわざと懲役

洋館の裏にはたしか詫助が しぐれてなにも見えぬふるさと

ゆふされば蛍の生ふるやへむぐら主人なき庭色々の満つ

あがひざを枕にをとこねまるなり飽かず眺むる短夜の月

じゃじゃ馬を馴らしたはずが馴らされて縁と思へばにくさいとしさ

仕込まれて大食いになり廃業す老舗の系譜婿の代々

雨のたび崩れし巣口なほす蟻どすこい根性役に立つらん

すれ違ふツアー登山の列長く賽の河原に積む石の数

独り身のどこか落ち着くネットカフェ日もとっぷりと暮れ道遠し

入力の画面に落花二三片 作家きどりでリレー小説

望の夜に手枕なんて夢ばかり朧な松に一句つぶやく

常になく愛い奥さんは超肥えて汝れ酔ひつぶれ我れゑひもせず

豊年の来る方より風の吹く神に捧げるフラは海辺で

もちまるめ万作祝ふも雑のうち? 季節感なき市の食材

なにごとも日々精進の積み重ね幕間芸にて人間国宝

我が命ささげ今さら悔ひもせず滅私奉公報はれずとも

オフィス街色とりどりの傘の行くゲリラ豪雨のメール警告

「満月が綺麗ですよ」とメールあり あしもとみつつわれつゆ知らず

荻のこゑせめて飾らん庵の床 秋の七草葛たらずとも

入院をあすに控えた日曜日 名残を惜しむ風炉もやつれて

公園の植ゑ込みまでも花筵 空気察すや猫のまつはる

春泥は子犬を抱いて初散歩 風船売の声はハスキー

(※以下は二句がついたもののうち、投稿順があとになったもの)

好いひとを雪がへだてる露天風呂 思ひのほかに遠き鞍馬よ

古道具素性は実はゴミの山いづれしぶさのよさわかるらん

満々と長江の面冬近し 素鞍の青を包む朝霧

いずこより機密事項が洩れたやら無礼講ゆめこころ許すな

末の児も無事に大学卒業し老いの春にて娶る新妻

仕込まれて大食いになり廃業すカウボーイもとメジャーリーガー

オフィス街色とりどりの傘の行く大海となれ一滴の水


【おまけ(100→1)】

長廊下ごとりと寝入る蝉時雨 空見上ぐれば鳥雲に入る
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